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どうぞゆっくりしていってください

FLOWER! 第21話 ~夏休み~

 

はいこんにちは!!

モルモルと傭兵さんの話が全然すすんでないって?

 

…ごめんなさい。さっさとかきます(´;ω;`)

 

あれ書いてると切なくなってくるんですよ!!まじで!!

 

レオン・レイン・コイル・ボルト「「「「言い訳乙」」」」

 

うるさいよう!!!

 

えー、とにかくがんばります!!

では、FLOWER!第二章の第一話、スタート!!

 

 

 

 

「FLOWER! 第21話 ~夏休み~」

 

 

「…はいそれじゃあ、HRおしまい~みんな、楽しい夏休みを過ごしてね~」

 

カザキの号令が終わると、生徒たちは歓声をあげて立ち上がった。

 

「よっしゃー!夏休みだー!!」

「ヤッホーィ!!」

「今日午後プール行かない?」

「いいねいこいこー!」

 

 

夏服へとすっかり衣替えの済んだクラスメイトの歓喜の表情を眺めながら、いまだに黒い長袖を着ているライトはため息をついた。

 

「はあ…高校生になってもやっぱみんな夏休みはよろこぶんだな…」

「なーに大人ぶってるのよ。ライトだって嬉しいくせに。」

 

そんなライトの頭を軽く小突くミルは、相変わらず黒レースがたっぷりとあしらわれたゴスロリ服を着ているが、ちゃんと夏用である。

 

「ライトってば、なんで夏なのに長袖着るの?暑苦しいわよ…」

「いやいやいや!!黒レースの手袋つけてタイツはいてるお前にいわれたくねえよ」

ゴスロリファッションは下手に肌を見せすぎちゃいけないのよ!知らないの?」

「しらねえよ!!」

 

いつも通りきゃんきゃんと言い合いを繰り広げると、いつも通りカラーとネストがやってきた。

「いやいや、夏なのにお熱いですにょ~お二人さん!」

「ほんまやね…」

 

にやついた二人に「ち、ちげーよばか!!」「そんなんじゃないよお!」と否定する二人。

 

しかし顔が真っ赤なので、余計にやにやとされる。

 

「しっかし、ライトはほんまに長袖しか着ないせいでもやしやな。そないな身体で海なんか行けるんやろか?」

「うるせえもやしいうな!!…て、海?」

 

どうして海が出てきたのかがわからないといった顔のライト。

カラーが「お!」と言って、ライトの肩に腕を回す。

 

 

「そうなのだよライたん!海だよ海!!俺っちたちといい夏過ごそう!!」

「は!?話が全然みえねえよ!!」

「実はね、俺っちとネスたんとレオたん、ミヨたんヒミたんで毎年トウイたんの別荘で夏休みをすごしているのだにょー!」

「!?べ、別荘!?」

「やっぱりトウイくんすごいなあ…」

「でねでね、今年はライたんとミルたんとも一緒に行きたいな~って思って、トウイたんに言ってみたら、オーケーでたんだにょー!」

「は!?ま、まじで!?」

「本当に!?」

そろって驚きの声をあげる二人。

 

すると後ろからライトとミルの肩を三人が押した。

「もーちろん!100人入っても大丈夫なくらい大きいから!!」

「レオ、それどこのイ〇バ物置ww」

「 でも本当に余裕で入りそうだよ~」

「れ、レオ!」

「ミヨちゃんとヒミちゃんも!」

「いよーっす!勿論、お前らもいくよな?」

「行こうよ!!」

「そうだよ!!」

「と…トウイ君の迷惑にならないのなら…いきたいかなー…なんて」

「お、俺も…」

三人の言葉にしどろもどろに答えると、ちょうどそこに本人がやってきた。

 

「迷惑じゃない…。むしろ人数は多い方が楽しいから、来てくれると嬉しい」

トウイは嬉しそうにそういって笑った。

 

カラーはこぶしを振り上げ、

「よーーーし!!みんなで楽しい旅行だにょーー!!」

と叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

____九条家____

 

 

 

冷房器具の稼働音のみが響く大きな部屋で、回転椅子に腰を掛け、机に肘をつくトウイの父・春臣(はるおみ)と、高級そうなメイド服に身を包み、礼儀正しく気を付けをしている一人の女性が向かい合っていた。

 

しかし、空気が張り詰めている、という訳ではなく、どちらかというと柔和な雰囲気が漂っている。

 

春臣が、口を開く。

 

「…今年も、トウイが級友たちと避暑地の別荘に行くらしい。夏休み故できるだけトウイたちには気を使わせず、自由にしてやりたいが…何かあってからでは遅い。そこで、花紅学園で優秀な成績を修め、メイドとしても優秀な君に、是非とも付き添いを頼みたいのだが…いいかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『コトネ』君。」

 

 

 

メイドが、恭しく頭を下げた。

 

 

 

「はい。かしこまりました。」

 

 

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続く!✿

 

 

 

 

《新キャラプロフィール》

 

 

名前:織都 琴音(オリト コトネ)

 

九条家に勤めるメイド。主にトウイの世話を任されている。

髪と目の色はシフォンケーキのような色をしており、常に、頭にリボン、白いエプロン、黒いワンピースの、九条家のメイド服を着ている。

 

トウイが小さい頃からトウイの世話をしているので、メイドの中では一番親しい。

花紅学園の卒業生で、元四天王の一人。歴代でも、屈指の強さを誇る生徒だった。

メイドとしても優秀。普段優しい分、怒ると怖い。

 

 

 

キャラデザとキャラ設定は繭が考えてくれました!主は携帯を変えてしまったので、画像が送られないですすみません。