Welcome to the garden of the story

どうぞゆっくりしていってください

FLOWER! 第1話 ~ライト、早速憂鬱?~

どーーーーーーーーも

こーんにーちはーーーー!!

相変わらずハイテンションなヒビヤです!

いよいよ始まりました新シリーズ!!

キャラの絵を考えてくれたトラン、有難う!!

では、さっそく恒例の…

 

 

 

 

 

 

 

※アテンション!!

 

・駄文です

・駄作です

・gdgdです

・文才?ああ、それならバッと通ったトラックに、地平線までとばされましたよ?

・作者のテンションおかしいです

・駄文です(←大事な事なので、2回言いました)

・読んで下さる神様は、先に「FLOWER! ~設定~」をお読みになってください

 

 

 

 

「ゴミクズだね」という方は今すぐバック!!

 

 

「問題ないぜ」という神様はドウゾ!!↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「FLOWER! 第1話 ~早速憂鬱?~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあ…はあ…」

 

 

 

息を切らしながら、急な角度の坂をのぼる一人の少年。

 

 

 

少年の名は「下総 蕾都(シモウサ ライト)」。

ライトは坂をのぼりながらブツブツと呟く。

 

 

「まったくミルの奴…先に一人で行きやがって…。まあ、寝坊した俺が悪いんだけどさ…」

入学式早々寝坊して遅刻とか…勘弁してくれよ。

しかも何だこの通学路…坂がなげええええ!!

そして、寝坊したからって母さんにぶったたかれたほっぺたが痛い…

 

もうライトはかれこれ30分は坂をのぼっている。

体力的にも精神的にも、すでに疲れ切っていた。

 

 

「ん…?あれか…?」

 

 

 

しばらくすると、坂の上に学校のような大きな建物が建っているのがみえ、ライトは歩くスピードを少し速めた。

 

 

 

 

ライトが門の前に着くと、案の定門は閉まっていた。

「やっぱりな…」

 

 

 

 

『私立 花紅学園高等部』

 

 

 

そう綴られた、門のコンクリートの壁。

そのすぐ隣には、「入学式」とかかれた看板が立っている。

 

 

 

 

 

学校に入るのが憂鬱だ…

 

 

 

遅刻をしたため若干鬱になりかけながらも、重い足を引きずり門を開けて中へと入って行く。

 

 

 

 

もう式は終わっており、皆は各クラスでHRを受けている様子で、廊下は静まり返っていた。

ライトはブルーな気持ちでクラス分け表を見上げる。

 

 

「げ…ミルと同じクラスって…まじかよ…」

 

ライトのクラスは1-A。

そして、ライトと小学校からの幼馴染である、「神威 御琉(カムイ ミル)」もまた、1-Aであった。

 

 

 

ライトは深いため息をつき、ゆっくりと自分のクラスへと向かう。

 

 

 

「帰りたい…」

 

ライトの頭の中には、ただひたすら、「帰りたい」という思いしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ついについてしまった…

1-A…

 

ふーっと一呼吸置き、勢いよくドアを開けた。

 

 

 

 

 

 

 

「あの…下総です…。ち…遅刻してすいません…!!」

 

 

首が吹っ飛ぶような勢いで頭を下げるライト。

 

しかし担任はにこにこした顔で、

「あらあら、ライト君~。いいのよ~そんなにしゃちほこらなくても~さあさ、席について~」

と呑気にライトの席を指差した。

一時間近くも遅刻したので、パンチの一発や二発喰らわされるだろうと覚悟していたライトだったが、意外な反応に思わず拍子抜けする。

 

「へ?あ、ひゃい!!」

そのせいで声が裏返る&噛むという失態をさらしてしまった。

 

とたんに笑い声が飛び交うクラス。

ライトは恥ずかしくて、もう泣きそうだった。

ライトの二つ前の席では、ミルがやれやれ…といった表情で呆れている。

 

しかし、みんながライトをみて笑っている中で、ライトのひとつ前の席の少年は俯いたままニヤリと笑い、窓側の席の少女は頬杖をつき、伏し目がちに窓の外を眺めていた。

 

***

 

 

「それじゃあ今日はここまで~またあしたね~」

 

担任の言葉によってHRが終わり、生徒はまばらに散っていった。

 

 

ライトは、はあーーーーー…と長いため息をついて、机の上にずるずると伸びていった。

しかし、そのライトの頭にポカリと、軽く拳が下ろされる。

 

「いてっ…なんだよミル…」

 

ライトが見上げると、そこには仁王立ちをしたミルがたっていた。

 

「なんだよじゃないでしょ、全く!相変わらずライトはだらしないんだからあ!!」

 

頬をふくらませて、怒るミル。

「だらしないって…たまに遅刻するくらいだろ…?しょうがねえじゃん。朝弱いんだから。」

「言いわけしないのー!!」

 

非常に滑稽な言い合いをするライトとミル。

すると、ライトの前の席の、猫耳の帽子をかぶった少年が、ふいにクスクス笑い出した。

驚くミルと、冷やかな視線を送るライト。

 

「?な、なあに…?」

「ほれみろ。こいつ、お前の言う事があほらしすぎて、笑ってんじゃじゃねーか。」

「私のせいにしないでよ!!」

「いやいや。犬みたいにお前がキャンキャン言うから…」

「犬ってなによー!!」

 

そしてまた掛け合いを再開させる2人。

ついにこらえきれなくなったのか、少年はケラケラとかわいらしい声で盛大に笑い出した。

2人は羞恥心が込み上げてきたので、顔をあかくしてそっぽを向く。

 

 

しばらく笑ったあと、少年は涙を流しながら、おかしそうに振り返った。

 

「いや~おふたりさんの掛け合い、おかしすぎだにょ~www☆」

「『だにょ』…?」

 

ライトは少年の語尾が気になったが、態度をみて、すぐに悟った。

 

 

 

 

 

ああ…こいつ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャラ男だ…。

 

 

ライトがげんなりしていると、ミルが元気に、

「あの、はじめまして!私、神威ミル!これからよろしくね!」

と、少年にあいさつした。

すると少年は嬉しそうに、顔を綻ばせた。

 

「わああ!うれしいなあ!こんな可愛い女の子にあいさつされて~☆こちらこそよろしくねえ!あ、俺っちの名前は、『カラー』だにょ~☆」

 

 

「チャラ…」

 

 

 

ライトは思わず本音を漏らしてしまった。

即座にミルにすっぱたかれる。

「こら!いきなり失礼でしょ!明るくていい人じゃない!」

「だ、だってホントのことだろ…ところどころ☆が散ってるし…」

 

 

カラーは「まあまあ」と二人をなだめてから聞いた。

 

「ところで二人とも、見慣れない顔だけど…高等部からの新入生?」

「ん?そうだよ!カラー君はエスカレーター式に上がってきたの?」

「うん!中等部からね~☆あとこのクラスでは、『ネスたん』とか…ほぎゃ!!」

「!?」

 

カラーが『ネスたん』と言葉を発した直後、今まで帰り支度をしていた一人の少女が、どこからもってきたのか、巨大なハリセンでスパコーン!とカラーの頭を殴ったのだった。

 

カラーは頭をおさえながら、少女に不満を漏らした。

 

「うう~いきなり殴るなんてひどいよネスたん~」

 

ネスたんと呼ばれた黒髪の少女は、眉を吊り上げて怒りだした。

「うちはネスたんやない。『音統操(ネスト)』や!!何回いわせりゃ気が済むんやこのボケ!!」

 

あまりの気迫に唖然とするライトとミル。

カラーはにこにこしながら、ライトとミルの肩に腕をまわし、

「そんなにかっかしないでよネスたん~。ネスたんも、ライたんとミルたんと仲良くしようよ~」

 

ミルはにこりと笑ったが、ライトはカラーと親しくなってしまった&ライたんと呼ばれたことにげんなりとしてしまった。

 

ネストは、ふんと鼻をならした。

 

「生憎うちはチャラ猫と駄犬(←ライト)と仲良くする気はないわ。ゴスロリちゃんとやったら仲良くしてもかまわんけど。」

 

「(いまコイツ、俺の事犬って言いやがったな…?)」

「ライたん、ネスたんに犬っていわれたにょ~ww」

「うるせえ」

 

 

 

 

ライトは、この学校に来たことを深く後悔していた。

 

 

 

 

 

「(うそだろ…?俺、こんな奴等と…1年間すごすのかよおおおおおおおおお!!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く✿