FLOWER! 第5話 ~お勉強会 其の一~
黒バスにハマりすぎて、メカクシティアクターズの放送が近づいて、カゲプロのアンソロにカノ子がでる(らしい)ので、ものすごく騒がしい作者・クライスです。
コイル「お前の心境報告はどーでもいいわ」
俺「あれ?コイルさん生きてたの?」
コイル「殺すぞ」
俺「さーせん」
コイル「何回も何回も私の存在忘れやがって…」
俺「だ、だって、だそうだそうと思ってたらいつも忘れちゃうんだもん…」
コイル「まったく…最近では黒バスの赤司さんばっかり愛撫して…」
俺「だってかっこいいじゃん!!」
コイル「赤司さんの二期の登場シーンのセリフ全暗記してるとか…そんなもん覚える暇があったら、勉強しなさいよ!!」
俺「おかんみたいな事言って…それに、そこだけじゃないもん!一期で緑間と会話してたとこのセリフも覚えてるもん!!」
コイル「なんの自慢じゃ!!はげこら!!」
俺「はげてねーし!!」
コイル・俺「黒バス知らない方、すいませんでしたああああ!!!」
では本編ドウゾ!!
「FLOWER! 第5話 ~お勉強会 其の一~」
「おーーーー!!なんどみてもトウイたんのおうちはでっかいにょーーー!!!」
今日は休日。
5月の中間試験へむけて、(おもにカラーとレオのために)勉強しようということになり、みんなでトウイの家に来たのだが…
「おい…九条…」
「ん…?なんだ…?」
「ここ…ホントにお前の家なのか…?」
「あぁ、そうだけど…?ほら、表札に『九条』ってかいてあるだろ?」
それはそうだけどよ。
なんだこの城みたいな家はああああああああああああああああ!!!!
「んーと…東京ドーム二個分くらいのでかさやったかな…」
「え!?そんなに大きいんだ…いや、見ればわかるけれど…」
トウイの家は、ほぼ城だった。
白塗りの壁、フォゲットミーノットの屋根、ステンドグラスの六角形窓、ガラス張りの温室、室内プールが設置されているジム、庭を埋め尽くすほどの花壇、大理石があしらわれた噴水、招かれざる客は弾き返さんばかりの大きな門…
「お前…おぼっちゃまだったのか…」
ライトが疲れきった顔でつぶやく。
しかしトウイは特に気に留めることなく、平然とカードキーと暗証番号と指紋認証と5本の金属キーで門を解錠した。
「…どうぞ。入って」
セキュリティぱねえ…
その場にいた全員が思った。
玄関までの道が異様に長く、あたりを見回すと、何十個もの防犯カメラが設置されていた。
「トウイの家、泥棒とか全然はいらなさそうねー」
「絶対ばれるし、何よりまずはいれなさそうねー」
双子が笑いながら言う。
やっと玄関に付くと、そこには黒いスーツを着たガードマンが4人ほど立っていた。
「おかえりなさいませトウイ様。お連れのカラー様とネスト様、レオ様とミヨ様ヒミ様と…そちらの二人は?」
急にガードマンにみられ、びくりと震え小さくなるライトとミル。
「高校の新しい友達だ…。」
そっけなく答えるトウイ。
あわてて自己紹介をする二人。
「あ……お、俺は、下総蕾都です!!」
「神威御琉と申します!!」
ガードマンは手帳を取り出し、二人の名前をメモすると、一礼した。
「ライト様、ミル様。かしこまりました。皆様、どうぞ中へ。」
ガチャリと大きな音を立てて、玄関の扉が開かれた。
中には数人のお手伝いさんが整列していて、トウイが足を踏み入れると、声をそろえて「おかえりなさいませ、トウイ様!」といい、頭を下げた。
「只今。母さんは?」
「奥様は先ほどNYから戻られ、自室でお休みになっております。」
「〇〇氏との会見は?」
「話し合いがまとまり、来週あたり書類が送られてくるご様子です。」
「そうか。あと…会社の売り上げについての会議を…」
お手伝いさんと会話をするトウイを遠目にみる一同。
「なんか…トウイたんって、別次元のにんげんみたいにょ…」
「大財閥の御曹司やからな」
「こんな広いおうちにすみたいなぁ~」
「きっとご飯もおいしいだろうなぁ~」
「なんでおれんちは金持ちじゃねーんだよー」
「………神は不公平だ…」ギリィ…
「ライト、顔こわいわよ」
一通り話がついたのか、トウイがこちらに戻ってきた。
「ごめん…立ちっぱなしのまま待たせて。」
「ううん~全然だいじょうぶだにょ~☆」
「それじゃあ…俺の部屋に行こう…」
きっと部屋も広いのだろう…とライトとミルは思いながら、階段を上っていった。
「ここ…」
トウイはさっきのカードキーを取り出しスキャンさせ、暗証番号を押した。
ピーという音が鳴り、カチャリと扉があいた。
「うおおおおおおおおおおお!!!!やっぱでけえええええええ!!!!」
「カラーうるさいで。」
「でもほんとにでっけえええええええええええええ!!!」
「「レオうるさいー」」
トウイの部屋は40~50畳ほどのシンプルな洋室で、壁、床、天井はすべて白く、シルクのカーテンがかかった窓、エクリュ色の大きな勉強机とイス、アイボリーの大きなクローゼット、ミニテーブルとソファ、最低でも10人は寝れそうなベッド…と、目立つものはそれくらいしかなかった。
「お前…普段こんななにもない部屋でなにしてんの?」
ライトが素朴な疑問を漏らす
「あー…この部屋は…ほとんど勉強と着替えと寝るためにつかってる…俺は普段図書室で本読んでるから…」
「図書室まであんのかよ!?はあ…もうこの調子だと、プラネタリウムとかもあるって言われても不思議じゃねーな…」
「うん…一応ある」
「あんのかよ!!」
するとカラーが、いつの間に入ったのか、トウイのベッドの中でもこもこしながらトウイに聞いた
「ねーねートウイたん!俺っち洋室より和室で勉強したいにょー!」
「…カラー…いつの間に俺のベッドに…まぁいいや。別に和室でもいいけど…」
と、いうわけで、トウイの隣の部屋の和室で勉強会をすることになったのだった。
しかしこの後、とんでもないことが待ち受けているのに、ライトたちは知る由もなかった…
続く✿