誰か助けて byカノ
タイトルでシリアス感醸し出してますが、ギャグです。
もの凄くギャグです(大事なので2回言いました)。
キャラ崩壊おきてます。
我らがイケメンカノ様目線です。
こんにちは
メカクシ団№3兼ムードメーカーのカノです。
突然ですが、誰か助けて下さい。
「皆のアイドル、つぼみちゃんれえええええええええええええーーす!!♡♡♡声援ありがとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおう!!今日も皆、元気かにゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!??♡♡♡」
握りこぶしをマイク代わりにし、満面の笑みでアイドル宣言している団長のキド様。
「この命が尽きるまでえええええええええええ!!俺は身を焼きつくすうううううううううううううううううううううう!!きみのためならどんな試練も乗り越えるうううううううううううううううううううううううううううううううう!!!フーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
ソファーの上に立ち、身を捩じらせ謎の歌を大熱唱しているセト。
「セトカノだああああああああああああああああ!!!いや、カノシンだあああああああああああああああああああああ!!ヒビコノだあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!まだ足りぬか!!ならばセトシンだコンチクショ―ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
スケッチブックに、光のスピードでペンを走らせ、堂々と腐女子発言をしているマリー。(僕をまぜないでくれ。)
「どうせ私なんて頭悪くてブスで歌へたくそで味覚とセンス狂っててスタイルもクズ並に悪くてアンポンタンのスカポンタンで女子力低くてハゲで万年補習生でバカでアホで友達いなくてとにかくクソで…」
アジトの隅っこで蹲って、ひたすら呪文を唱えるようにネガティブアピールしているキサラギちゃん。
「俺が…俺がなにをしたというんだ!!ふはは!!貴様に未来などない!!そんなこと言わないで!!黙れ!!お前はどっちの味方なのさ!!はやく…この街を幸せにする使者よ…現れて!!きっと選択肢はある!!悲しみしかないわ!!何故だ!!簡単だよお!!私たちがぁ、聖なる剣・クロプト・ファイナル・アーサーイズ・エクスカリバーを奪ったから!!ならば話は早い!!外伝術・エターナルシアスターライグラルーンを使えばいいのさ!!何…だと…!?残念だったな魔女!魔王!うわあああああああああ!!!!」
1人12人役の中ニ病ごっこをぶちかましているシンタロー君。
「死にたがりイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!死にたい奴はとっとと死ねエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!初音〇クの「死にたがり」って歌知ってっかああああああああああああああ!!死にたい奴はそれをきけえええええええええええええええええええええええええええええええ!!!「死にたい」とか簡単に言うなああああああああああああああああああああああ!!死にたくても必死に生きてる奴にあやまれえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」
「死」について頭をブンブン振りながらシャウトしまくって、大号泣しているヒビヤ君。
「ネ・ギ・マ!!ネ・ギ・マ!!あそれっネ・ギ・マ!!もいっちょっネ・ギ・マ!!へいこらっネ・ギ・マ!!NE・GI・MA!!どっこいっNE・GI・MA!!ふー!!NE・GI・MA!!!!」
円を描きながらひたすらくるくる回って、ネギマ音頭を口ずさむコノハ君。
「……………。」
『……………。』
そして、それをみて呆然と玄関に立ちすくす僕と、僕の携帯にはいって同じように呆然としているエネちゃん。
「ねえエネちゃん…」
『……なんでしょう…』
「これはなにかな…?」
『…さあ…』
★☆★エネちゃんの説明タイム☆★☆
1、団長さんと妹さんが買い物から帰る。
2、セトさんが、買い物袋のなかから、謎のジュース(?)をみつける。
3、みんなでそれを飲む。
4、こうなった。
「……うん、もうその謎の飲み物のせいで確定だね!!」
『ですよね!!』
キド達はなんでそんなもん買ってきたんだ…
「で、その謎の飲み物は何処かな?」
『あ、あのテーブルに置いてある、ピンクのボトルです!』
……ピンクのボトルに紫色のラベル、黒い蓋って…
みるからにあやしいよこれ…
「なにかかいてあるかな…」
僕はボトルを持ち上げて、ラベルをみてみた。
「ん…?」
赤い線で囲まれた文があったので、読んでみた。
そこには…
《このジュースは、「お酒を飲んだ後の状態にするジュース」です!簡単に言うと、お酒を飲むとどうなるか、というのを、お酒を飲まずにわかることができる夢のジュースなのです!!なお、勿論アルコールははいっていないので、未成年の方もぐいぐいいっちゃってOKです!!あ、効果は一回寝て起きれば消えるのでご安心を。ではでは、夢のジュースをお楽しみください!アディオス★》
「……………。」
『……………。』
「ねえエネちゃん…」
『……なんでしょう…』
「これは何かな…?」
『…さあ…』
ホントになんなんだよ…
「とにかく、1日たつのをまたないと…ってうわ!!」
急に誰かにうしろからフードを引っ張られた。
「ねえねえカノ~!私のステージ、お付き合い願えるかにゃ?♡♡♡」
「き、キド!!??」
満面の笑みでキドがおねだりしてきた。
断る理由?
あると思うかい?
「僕でよかったらいつまでも付き合うよ」キリッ
『吊り目さぁぁん…!!(泣)』
エネちゃんが悲痛の声をあげているが、知ったことではない。
あのツンツンキドがデレデレ(クソ可愛い)になったんだ。
そんなキドのお願いを断るほど僕・鹿野修哉(男)は愚かじゃない。
「にゃあ!わっかりましたあ!!でわでわきいてくだしゃい!『メカクシコード』!!♡♡♡」
「『イエーーーーーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!』」
エネちゃんもやけくそで盛り上がっちゃった。
「……~~~~いただいてしまおうか!!」
「『ワ―ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!』」
歌が終わったときには、僕もエネちゃんも、これでもかというほどに盛り上がっていた。
「にゃは!!つぼみのステージ、付き合ってくれてありがとーーーーーーーー!!♡♡♡」
そういうと、キドはパタリとたおれて、寝てしまった。
「ふう…楽しかった…」
『団長さん可愛かったですね~』
「エネちゃん…しっかりやってくれた…?」ニヤリ…
『はい…もちろんデスヨ…
録音ばっちりです!★』
「エネちゃん、おぬしも悪よのう…ふぇっふぇっふぇ」
『いえいえ吊り目さんこそ…ふぇっふぇっふぇ』
キドが「悪寒…」とつぶやいて震えたのは、きっと幻覚と幻聴だ。うん。
「さて…残りをどう片づけるか…」
僕は、周りをジロリと見まわした。
「うおおおおおおおおおおおお!!しんじてるかあああああああああああああああああああああああああ!!絆をおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
セトはまだ歌ってるし…
「うんうん。コノシンもありね!!意外とカノヒビもいいわ…ふうううううううううううううううううううううううううううううう!!!」
マリーは新たにカップリング作って興奮してるし…
「もう知ってますよ。私がドジでアホでまぬけでくるくるパーなことくらい。痛いくらいわかってるんですよ。だからもうほっといてくださいよ…余計みじめになるじゃないですか…グスン…もう泣きますよ?いい加減泣きますよ?」
キサラギちゃんはまだブツブツいってるし…
「な、まだだめか!!ならばこれでどうだ!!無駄だ!!なんだと!?これは絶対に効果のある攻撃なんだぞ!?まだわからないの!?あなたが魔法を使うたびに、仲間にダメージを与えてるも同然なのよ!?バカな…!!おい、そうなのか!?く…そろそろ限界か…それじゃあ…ああ、そうだよ…。そんな…」
シンタロー君はまだひとりで虚しく中ニ病ごっこしてるし…
「死にたい奴は三途の川を泳いで行けええええええええええええ!!しにたくないやつまでまきこんだらゆるさねえ!!未来に希望が持てない奴はしんだほうがましなんだよおおおおおおおお!!!!ばかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
ヒビヤ君はいまだに泣きながらシャウトしてるし…
コノハ君は…あれ?
「ネギマ…よいよい…zzz」
よかった…コノハ君も寝てくれた…。
よし…次は…
「シンタロー君。」
僕はシンタロー君に笑顔で話しかけた。
「だからって…あ?お前は誰だ!?まさか月の使者!?」
シンタロー君…君18歳でしょ…?
いくらなんでも中ニ病こじらせ過ぎだよ…
ま、いっか。
「はいはい、もうなんでもいいから、とにかく…眠ってネ!!☆」
『ネ』のタイミングで軽くシンタロー君の腹にパンチを決め込む。
「ぐっふううううう!!」
崩れ落ちるシンタロー君。
「あれ!?シンタロー君!?まさかあの軽いパンチで倒れるとは…」
『ご主人wwwwwwwwwだっせえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!!!』
エネちゃんは大爆笑している。
さて…3人片付いたな…。
次は…
「ヒービーヤーくーん」
僕はひょいっとヒビヤ君を持ち上げた。
向かうはキサラギちゃんのところ。
頭をブンブン振ってるヒビヤ君。
それをじっとしている人のところにもっていったら…どうなるでしょーか?
答えは…
「はい、ごっつんこーーーーーーーーーー!!」
ごっちーーーーーーーーーーーーーーん!!!☆★☆
「へぶ!!」
「ひい!!」
「ごめんね~あんまり手荒なことしたくないんだけどね~」
よし…残るは2人。
「ねえねえマリー。」
「いや、コノシン…ん?なあに?カノ」
僕は、とびっきりのえがおでマリーにこうたたみかける。
「すごく生々しいBLをみれる方法…しってる?」
「え!?なになに!?」
「それはね…寝たら教えてあげる!」
「うん!!わかった!!ねればいいんだね!!了解!!」
「………………zzz」
よしねた。マリーはたんじゅんだなあ…
問題は、ラスト1人…
「セトー?」
「なにがおとずれようともおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
だめだ。耳に入ってない。
「ねえ、セ…」
「うるせええええええ!!邪魔すんなああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
わわわわわ。もの投げてきたよこの人。こわいよ~…
『吊り目さん、簡単ですよ!』
「え?」
『私に任せて下さい!』
エネちゃんがあまりにも自身に満ち溢れているので、任せることにした。
「エネちゃん、一体なにす…」
コロロロン…♪ ポララララララン…♪
流れてきたのは…
「お…オルゴール!?」
オルゴールの音色だった。
「これじゃあ流石に眠るわけ…」
『ホントにそうですかあ?』
エネちゃんがにやりとしたので、セトの方を見てみると…
「がー…すやすや…すぴーーーー…zzz」
爆 ☆ 睡
「エエエエエエエエエエエエエエエエエエ…」
次の日、エネの録音したみんなのカオス声をきいて、みんな1週間ヒキニートになったのは、言うまでもない…
END…☆