カゲプロ恋愛小説1 コノエネ 「エネとコノハの電脳事情」
はじまりましたあああああああああ!!!
カゲプロ恋愛小説ううう!!
リクエストをくれたトラン、ありがとおおおおおおおおおおおおおううう!!
では!!第1話「エネとコノハの電脳事情」ドウゾ!!!
「エネとコノハの電脳事情」
【シンタロー目線】
おかしい……
最近のエネは、なんだかものすごくおかしい…。
まあ、24時間365日ウルトラスーパーハイテンションのぶっ飛んだウイルスに、おかしいもクソもないのだが…。
最近は妙にそわそわしている…。
だから、「なんかお前、最近そわそわしてね?」って聞いてみたんだが…。
『ご主人はホンットデリカシーってもんがないんデスネ!!』って怒鳴って、俺の作った歌を跡形もなく消去しやがったから、もう追求するのはやめた…。
でも、エネがそわそわする場所は、いつもきまって…
コノハがいるとこなんだよな…。
【エネ目線】
エ『コノハ!!おはようゴザイマス!!』
コ「んあ…?おはようエネ…。」
エ『あ!!また寝てましたね!?』
コ「え!?いや、まったく寝てないよ。うん。」
エ『(じゃあ、口から垂れてる涎はなんだっていうんですか…)』
コ「エネ…?」
エ『な、なんでもナイデスヨ!!あははははは!!!』
コ「こわい…」
エ『ところでコノ…』
カ「だーかーらー!!僕じゃないってええ!!」
キ「じゃあ、他に誰が食べたっていうんだ!!こんなことするの、お前くらいしかいないだろう!!」
カ「濡れ衣だよ!!大体、僕は、キドがプリン好きだって知ってるんだから、なんでわざわざ嫌がらせまがいのことしなくちゃいけないの!?」
キ「お前だったらありえるからだ!」
カ「ひ…酷い…(;_;」
キ「酷いのはお前だろう!!」
カ「そんなあ…って、エネちゃん、コノハ!!助けてよお~」
エ『どうしたんですか?』
カ「キドが、僕がキドのプリン食べたって言うんだよ~!!僕は食べてない~!!」
キ「おい…いい加減白状しないと、あとがこわいぞ…」
カ「ちょ…やだ!!やめて!」
エ『まあまあ。落ち着いて団長さん。カノさんだったら確かにやりかねないですけど、ここまで否定するってことは、ホントに食べてないんじゃないですか…?』
キ「む…確かにそうだが…」
カ「……ねえ、コノハ…」
コ「な…なに…?」
カ「その口のまわりに付いてる黄色いものはなに…?」
コ「え?これ?ああ、これはプリ…あ、しまった…」
カ「コノハあああああああああああああああああ!!!!!」
キ「お前が食ったのかああああああああ!!」
コ「ごめんなさいいい~おいしそうだったからつい…」
キ「まったく……あ…か、カノ…」
カ「ん?」
キ「その…疑って悪かった…」
カ「い~や~?いいよ別に~。じゃあ、一緒にプリン、買いに行こうか♪」
キ「…ああ!!///」
エ『よかったですね~仲直りして…。』
コ「うん…あんまり怒られなくてよかった…。」
エ『コノハったら…』
コ「あはは…あ、そういえばエネ、さっき何か言いかけてなかった…?」
エ『え!?あ、はい…。』
コ「なあに?」
エ『…えっと……コノハ…
ホントに、なにも覚えてないんですか…?』
コ「え…?」
エ『む…むかしのこと…』
コ「むかしのことかあ…うーん…っ__!!!」
エ『コノハ!?』
コ「あ…ごめん…思い出そうとしたら、頭が急に…」
エ『ご…ごめんなさい!!もう忘れて!!』
コ「うん…思い出せなくてごめんね…」
エ『…コノハが悪いんじゃないんですよ…。』
コ「…でも…うっすらと…なんか覚えてるんだよね…」
エ『え!?ホントですか!!??』
コ「うん…とぎれとぎれだけど…。えーーーーっと…これは…ヘッドフォン…?」
エ『!!!!』
コ「あと…なんか、瓶詰めにされてる…薬品?みたいなの…」
エ『コノハ…!!??』
コ「あ、あとね…
笑うとすっごく可愛い女の子が…。」
エ『……うう…ぐす…』
コ「わあ!!ごめんねエネ!!泣かないで!!」
エ『ちが…これは…う、嬉し涙です…!!』
コ「???嬉しくても泣いちゃうの…?」
エ『泣くくらい嬉しいってことですよ!!』
コ「よく…わからないけど…そっかあ…。」
エ『コノハ…!!』
コ「え?」
エ『わたし、昔…
『遥』って人が好きだったんです…』
コ「へえ…それって、どんな人…?」
エ『絵が上手で…やさしくて…天然で…たまにムカついたりしましたけど…全部…可愛い笑い顔で消し去ってくれたんです…。』
コ「へえ~なんか不思議…親近感が…」
エ『そりゃ、本人ですから…』ボソッ…
コ「ん?なんか言った?」
エ『いえ、なにも!!』
コ「でも…『昔』ってことは…今は好きじゃないの…?」
エ『とんでもない!!今でも大好きですよ…!!ただ…』
コ「ただ…?」
エ『もう、二度と会えないかもしれないんです…。』
コ「…その人は…遠くにいっちゃったの…?」
エ『いえ…近くにいるんです…。でも…会えないんです…』
コ「そっかあ…難しいなあ…」
エ『はい…』
コ「…じゃあさ…
僕が、代わりに…一緒にいるよ…。」
エ『え…?』
コ「僕じゃだめかもしれないけど…代わりになれるように頑張るよ…」
エ『…代わりなんかじゃないです…』
コ「…やっぱり…僕なんかじゃダメだよね…?」
エ『ちがいます!!コノハは…
私にとっての『遥』ですよ…!!』
END…☆